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2009年2月

2009/02/28

アンワイアード、IWの時代へ[ライフログ編]第10話

第10話「リビングの大型ワイドスクリーンテレビと共有感の創出」
※荒原稿

自分の親が、どんな経験をしてきたのか、詳細に知っている人はどのくらいいるのだろう。
周りに聞くと、ぼんやりとしか知らないという人が多い。

親子関係が劇的に変化するきっかけは、体験の「共有感」にあるのではないだろうか。

親が若い頃、どんな経験をしてきたのか。
昔の話を聴いて、「親父も、今の自分と同じことを経験してきたんだな~」と思う瞬間。
「親」という鎖(ロール)がガラガラと崩れ落ち、一人の人間として見えてくる。
そんなとき、今まで感じ得なかった感情に浸る。

ただ、そんな話をいきなり始めるのは難しい(というより照れくさい)。
名前で呼び合うくらいフレンドリーな親子関係なら、あり得るが、そこそこ厳格な関係にある家庭では、なかなか話しづらい。

すんなり、話が進む場面があるとするなら、記憶の呼び起こしが無理なく進む環境に置かれているとき。
たとえば、幼少の写真を見ながら雑談しているときなど。

カメラ好きの知人は、撮った写真を「Flickr」という写真共有サイトにアップしており、リビングの大型テレビでも見られるようにしている。
写真を撮ったら、その日にアップして、一回は必ずリビングのテレビで見るそうだ。

夕食後などは、いつもケータイをさわっている息子さんも、チラチラとテレビを見ながら、プチ思い出話に参加してくるらしい。

時代が変わったなぁと思うのは、リビングのテレビに「テレビ局が放送している番組」が映っていないことだ。
チャンネル争いがあったのは遠い昔の話だとしても、テレビに写真共有サイトの画面が映し出されているのは驚きだ。

息子さんは、いつもケータイで何かをやっており、そもそもテレビを積極的に見ようという姿勢ではない。
しかも一段落したら、自分の部屋に移動してしまうのだ。

リビングでの「プチ想い出話」のフックになっているのは、テレビに映し出されるプライベート「写真」である。

重要なのは、大型のワイドスクリーンのテレビで見る写真の迫力、つまり「大きさ」だ。

そして、10枚、20枚という数ではない膨大な量のプライベート写真が、対話の時間を作り出している。

つづく

※荒原稿

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2009/02/27

アンワイアード、IWの時代へ[ライフログ編]第8話

第8話「お母さんが撮りためる数千枚の写真」
※荒原稿

嬉しいことに、幼少のころの写真がたくさんある。
ハイキングに行ったときの写真、海へ行ったときの写真、誕生会の写真など、たくさん残っている。
写真を大量に撮ってくれた父親に感謝しなくてはならない。

私が子どものころは、ホームビデオがないので映像は残っていない。
8mmフィルムで撮っているおじさんがいたが、特別な行事のときだけ。フィルムだと、3分程度で1万円くらいかかっていたと思う。

最近、学生さんと「映像で記録を残す」ことの意味について話した。
彼らのポケットには、カメラ付きケータイ、そしてカバンの中にはいつもコンデジが入っている。写真を撮ることが、日常の特別ではない行為として身についている世代だ。

写真は、記憶の「切り取り」である。画面に入れたくない風景や人物を除外することができる。子どもだけ写したいときは、ズームなどでフレーム内におさめることが可能だ。

映像も同様だが、手持ちで撮っていると、撮影対象ではない人物や風景が映り込んでしまう場合がある。

実は、余計なものが映り込んでいる方が、後々楽しめる。
子どものうしろを横切る近所のおじさんやノラ猫、走り去るクルマ、騒音など、撮影時のさまざまな情報が記録されている。

「アッ、あのオジさん、懐かしい! 今、どうしているんだろ。」
「ラーメン屋の看板が映っている。家族でよく行ったな~」

写真は「切り取り」だから、欠けている情報は頭の中の記憶と想像力で補う。それが楽しい。

映像は、圧倒的な情報量で、当時生活していた日常の風景をまるごと取り込んでいる。”自分”と周りの関係性をあらためて見直すことができる。これも面白い。

私が幼少の頃は、カメラを所有していない家庭もあり、そう手軽に使えるものではなかった。現像やプリントにもお金がかかる。

現在は、携帯電話にもカメラが搭載されている。
ハイビジョン動画が撮れるムービーカメラも、安価なものなら2万円台で買える。

知り合いの女性は毎日、赤ん坊の写真を撮っている。ニコッと笑っただけで撮りたくなってしまうそうだ。10歳くらいまで、何千枚、何万枚と撮っていくのだろう。

しかし、数千枚、数万枚という量になってくると、もはや全てを見ることはできないだろう。

先日、そのお母さんに会った。
私を見つけるなり、興奮気味に語った。

「知ってる? iPhotoってソフトがあるんですよ」
「タ~くん(赤ちゃんの名前)の”顔”で検索できるんですよ!」

育児中のお母さんコミュニティで話題になっているそうだ。

あっ、なるほど、そっちの方向にも動いているんだ。
そうか、そうか‥
ライフログの変化球かと思っていたが、意外と本流かもしれないな。

つづく

※荒原稿

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2009/02/22

iPhone 3G S「最強の手帳」計画 2009

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2009年6月22日

iPhone 3G S「最強の手帳」計画 2009

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