アンワイアード、IWの時代へ Vol.4
以下、一部を抜粋掲載
(先週の土曜日分)
「パーソナル・アップローディング」に関するプロジェクトは、今から8年前、2000年にスタートしました。当時使っていたのが、リコーのRDC-i 700というデジタルカメラ。
RDC-i 700は、撮った写真をFTPサーバに転送できる「通信デジカメ」でした。価格は「15万円」です。
いつも持ち歩いている道具に「アップローディング」機能が付いていたら、生活にどんな影響をもたらすのか、というのがプロジェクトのテーマでした。
プロジェクトがスタートして、すぐにJ-PHONEからカメラ付きの携帯電話が発売され、翌年「写メール」サービスがヒットします。
「カメラ(+通信)じゃなくて、携帯電話(+カメラ)だったか!」と地団駄を踏みましたが、このRDC-i 700を使った実証実験は、その後のビジネスにさまざまなチャンスを与えてくれました。
もちろん、まわりは「デジカメがあるじゃない、なぜ携帯電話にカメラ?」という空気だったわけですが‥
海外のニュース映像を見ていて「携帯電話で写真を撮る人」が増えていることを実感。
そのときは、ぼんやりしたイメージしかなかったのですが、YouTubeのようなサービスがあったら世界規模のパラダイムになるかもしれないと思っていました。
当時の記録を見ると、サウジアラビアでカメラ付きケータイの販売禁止、隠し撮りの増加、コンサートをケータイで中継するファン(この頃からケータイ持ち込み禁止に)、デジタル万引き(書店で雑誌などの記事をケータイで撮る行為)、自分撮りと出会い系サイトの流行、ケータイ写真のプリントサービス、写真投稿サービス登場、等々いろいろありましたね。
‥ということで、
アンワイアード、IWの時代へ Vol.4
前半:
- 生活を壊さない
- テレビがネット端末になってもパソコンにはならない
- 生活に新しいインターフェイスを持ち込まない
でも、テレビのリモコンだけは何とかしないといけない
- ドアのノブは握って押す(引く)
- 既存のインターフェイス(ドア、窓、電気スイッチ)で最先端のネットサービスが使える
- インターネットを空気のように意識させない(エア・デザイン)
- 「高齢者でも使える携帯電話」という発想から距離をおいてみる
新しい道具と教育コスト
後半:
- 敷居が下がることでダイナミックに変わるライフスタイル
- 「おじいちゃん、運動会で撮った写真持ってきたよ~昭和篇」
- さまざまな機器がつながり、膨大な個人情報が飛び交う社会
- 外出した(家の外に出た)ユーザーを追いかける次世代のネット広告
- ブラックボックスだからこそ、セキュリティ・デザインの重要性
- ブラックボックスだからこそ、ソーシャル・コンセンサスの重要性
- 便利だけど、監視社会にならないように「社会合意」
- おじいちゃんのつぶやき、世界に届く - YouTube
※音声(Podcast)は、第三回を配信したあと、準備します。
資料(8年前に使っていた通信デジカメ):
RICOH RDC-i 700
希望小売価格158,000円(税込165,900円)
2000年9月20日
RDC-i700は、324万画素のデジタルカメラ機能と、インターネットに直接接続できる強力な通信機能や多彩な拡張機能をコンパクトサイズに融合。イメージ情報を高精細でキャプチャーし、即送信・回覧・コミュニケーションを劇的にスピーディーにします。
さあ、ビジネス最前線を一目瞭然にするモバイルツール・イメージキャプチャーRDC-i700で新世紀へ。

8年前に想定していた機能がすべてケータイに入ってしまいました‥
これから8年後(2016年)、どうなっているでしょうね? ケータイはどうなる?