The Markup
40年タイムラインのレイヤー48「Markup」をベースにしてお話しましたが、資料(PDF)をアップロードしておきました。
また、肥大化した組織運営の難しさについて書かれた文献のリストなどもまとめています。
Archive 2007.11.20
ガイドライン作りの復習キーワード(3月の講演より)
Webインターネットはラフコンセンサスな世界- 一律に誰もが合意するようなものではない
- 指針やルールの線引きは恣意的である
[word]恣意的:
その時々の思いつきで物事を判断するさま。
「—な解釈」
[research]実証実験:
2004年以降に発行された専門誌をすべて調査、Webの技法や概念の移り変わりを列挙
- 恣意的だからこそ、さまざまな人の意見を聞く
- 恣意的だからこそ、常に議論が必要
課題:
- ルールブックおよびプランブック採用による業務推進のポイント
- ルールのアップデート体制(ルールは常に更新される)
- バージョン管理の体制(どのルールが最新なのか、社内で共有できる仕組み)
不易流行:
- 日々移り変わるもの
- いつの時代でも変わらないこと
補足:
ちょっとだけ紹介した伊藤穣一さんと村井純 教授のお話(一部)です。
慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)の「KEIO University SFC Global Campus」2007年度春学期におこなわれた科目「インターネット」の第11回(7月5日)。お時間のある方は、是非ご覧になってください。RealVideoで視聴できます(講演は80分あります)。
KEIO University SFC Global Campus
科目名:インターネット
第11回「ゲスト講演 伊藤穣一氏」
2007.7.5
伊藤穣一さん
W3Cも、だんだん大きくなって古くなってくると、遅くなるんだよね。そうすると元気なベンチャーの人たちは腹立ってきて「もう、あんなW3Cなんかいいや!」って。こういう人たちが必ずブラウザプロジェクトにいて、いつも戦いになってる。みんながあまり使わないフィーチャーを標準化することのコストとか時間と、このバグをつぶす時間、セキュリティを強くする時間とのバランスになってきて、だんだん‥標準化オタクたちのために、こんなことやってていいのか、みたいなディスカッションもあって。
村井純 教授
標準化って、とても大事なんだけど、それをやろうとして、ずっとやってきたんだけど。だんだん、標準化を勝ち取ることが、ものすごく「力」になるし、ビジネスに貢献できるようになると、けっきょくは大企業がエンジニアを送り込んでくる。個人として。何が悪いって、こういうことが起こると一番わるい、「オレはまだ、それはつくれない、だから、その標準化を作るんじゃない」。こういうことで足を引っ張り始めると、スローダウンしていくわけ。先端にいくやつの足を引っ張る。
これを避ける唯一の方法は、マーケットが支持したものを忠実に守っていくことだと思う。
人が支持したら、それが標準。それ以外のポリテックスとか、企業の圧力を絶対入れないように、がんばるんだけど、やっぱり多勢に無勢みたいなところがある。
講演後の質疑応答「なぜ、ブラウザのCSSサポートがそろわないのか?」より
※話し言葉を調整しています。抜粋です、すべてのやり取りは公開されているビデオ映像をご覧ください。
ビデオからの聞き起こし:境
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