[Column] Vol.02 高校生のみなさん、ググってますか?
「デザインの未来」Column
Vol.02 高校生のみなさん、ググってますか?
「デザインの未来」コラム、第2回を配信します。
今日のテーマは、インターネット検索です。みなさんも使っている「Google」で、どのような情報が得られるのか確認していきましょう。
私たちが学生の頃は、インターネットが商用化されておらず、何か調べたいと思ったら、図書館へ行っていました。もし、図書館に資料がない場合は、詳しい人を探して直接聞くしかありませんでした。
今なら、ケータイで何でも簡単に調べられますよね。
大学の授業を後ろから見ていると、よくわかります。学生はみんなノートパソコンを持参していますが、GoogleやWikipediaのページを開いたまま授業を聞いています。講義で、わからないことが出てきたら、すぐにネットで調べているのです。「わかないことがあったら質問して」と、先生が言う前に、カチャカチャとキーを叩いているという状況。
すごい時代になりましたね。
今回は、そのGoogleをテーマにします。毎日使っている検索サービスですが、基本的な検索だけで、どのくらいの情報が得られるのか再確認してみます。

ウェブ検索:
- 検索ボックスに「阿佐ヶ谷」と入力してみます
- 10の候補がメニューに表示されました(右の数値は件数です)

ウェブ検索:
- キーワードに「美術」を追加します
- 候補が絞られました
- ここでは「阿佐ヶ谷美術」のまま、検索してみます

ウェブ検索:
- 最上位に阿佐ヶ谷美術専門学校の公式サイトが表示されています
イメージ検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」のキーワードで、イメージ検索します
- 学生の作品がたくさん表示されています
フェイス検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」のキーワードで、フェイス検索します
- 卒業生や先生の写真が表示されています
カラー検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」のキーワードで、カラー検索します
- 以下は、「緑」色に関連したイメージを検索したものです
動画検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」のキーワードで、動画検索します
- 学生の映像作品が表示されます
- クリックすると視聴することができます(この場合は、すべてYouTubeのビデオがヒットしています)
マップ検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」のキーワードで、マップ検索します
- 最上位に阿佐ヶ谷美術専門学校が表示されます
- クリックして地図を拡大します
ストリートビュー:
- ストリートビューに切り替えます
- 周辺を歩いてみます(幼稚園側にはまだ入れないようです)
ストリートビュー:
- 学校の近所を歩いてみます
- 人の顔やクルマのナンバープレートなどは、ぼかし処理される仕組みになっていますが、完璧ではありません。もし、はっきりと写っている場合は、Googleに削除依頼することが可能です
ブログ検索:
- 「阿佐ヶ谷美術」に関連した文が書かれたブログを検索します
- 以下は、1週間以内に更新されたブログを対象にして検索したものです
いかがでしょう?
「阿佐ヶ谷美術」というキーワードだけで、たくさんの情報が得られました。
ここまでは、高校の授業(「情報」)で教えていると聞いていますので、「そんなこと、もう知ってるよ」というレベルかもしれません。Google検索には、中級テクニック、上級テクニック、裏ワザなど、高度な検索方法が公開されていますので、興味のある人はGoogle検索の専門書などをご覧になってください。
このコラムでわざわざ取り上げたのは、たんに「Googleってすごい!」ということを強調したいからではありません。
前回、学校には「公式サイト」、「学校公認・非公式サイト」、「非公式サイト(勝手サイト)」があって、混在しているということを書きました。
オフィシャルな情報は「公式サイト」、学生や卒業生、先生のリアルな情報を得たいなら「公認非公式サイト」がありますが、すべての人が直接、サイトを訪れてくれるわけではありません。
もしかしたら、すでに削除されているページを見ている人がいるかもしれません。たとえば、2000年に公開されていた阿佐ヶ谷美術専門学校のページを(不完全ですが)今でも見ることができます(米国の非営利団体Internet Archiveが保存しています)。
あるいは、検索された写真やドキュメントだけ見ている人、YouTubeなどにアップロードされていた動画しか見ていない人など、ネット上に浮遊している断片的な情報は膨大です。検索のやり方によって、まったく異なる情報に遭遇します。
学校案内がPDF化されていて、ページのなかの文章が検索でヒットしたこともあります。
インターネット(というよりGoogleかな?)は、ブラックホールのように実世界のあらゆる情報を吸い込み、デジタル化して、検索の対象にしています。その恩恵を受けられるのは、私たちネットユーザーですが、もちろん良いことばかりではありません。
今、何が起こっているのか理解しておくことが重要です。まずは、現状を把握できていないと、「ネットはこわい!」とか「ネットは気持ち悪い」ということになってしまいます。
次回は、同テーマの続き「インターネットの光と影」です。
2009年5月20日
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