2004/08/20

Chronicle「Flash シェアウェア作家」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

‥ということで、日記を探したのだが1998年、つまり6年以上も前のデータなので見つからない。当時、使用していたMacintosh Quadra か、IIfx の中に保存されていると記録されているが、そのマシンが発見できない。もしかしたら、当時の職場(学校のコンピュータルーム)に眠っているのかもしれない。
しかたないので「Flash シェアウェア作家」と関連した別のテーマで。

私が本格的にFlashにのめり込んだは、Flash 2 英語版がリリースされた頃である。買収される前のFuture Splash Animator から使っていたが、主力はDirector でFlash はホビーツールの域を出ていなかったのだ。ところが、Flash 2で作られた秀逸な作品(多くは海外のもの)が公開されるようになった。これらの作品に刺激され、さまざまな実験作品をつくることになる。

当時、進めていたシェアウェア作家プロジェクトでもFlash 2を全面的に採用、毎日1本のペースでラーニング・コンテンツを制作し、フリーウェアとして配布した。以下は、その一部である。

フリーウェアの画面
デジタルアニメーションの基礎
制作ツール:Flash 2、Flash 3
フリーウェア
※1998年制作のかなり古いデータにリンクしているので、環境によっては再生できない可能性あり。

フリーウェアの画面
[オンラインマガジン IDM JAPAN]
制作ツール:Flash 2
フリーウェア
※FLAデータを発見できず

フリーウェアの画面
HTML入門-1
制作ツール:Flash 2
フリーウェア
・学校の先生が授業で使用するためのスライドショー形式(フルスクリーン仕様)、先生用の虎の巻付き。
※1998年制作のかなり古いデータにリンクしているので、環境によっては再生できない可能性あり。

とにかく、Flash の魅力に取り憑かれ、黙々とコンテンツを作り続け、100本くらいは公開したと思う。Directorとは比較にならないほど貧相なツールだったが、インターネットとの相性、手軽さなどが妙にマッチして、Flash の人気は上昇していった。

人気の秘密は、クリエーターの作る魅力的な作品にある。「Flash でこんなものが作れる」という事例が増えてきて、それがアプリケーションのブランドにオーバーラップしていったのだ。
逆の見方をすれば、どんなに素晴らしいツールでも、それを使って魅力的な作品を生産するクリエーターが出てこないと、どんどん風化していくということだ。今まで、そういう運命をたどって消えていったツールが多々ある。

私は、現在、個人でFlash講座などを公開している人を応援すべく、さまざまな準備をしている。まずは、自分で実践して、蓄積されたノウハウを公開したい。只今、ちょっと休憩(挫折中)だが‥。
Flashによるラーニングコンテンツ制作には、どんなツールが使えるか等、積極的に試して使用感などもまとめている。このような活動のきっかけは、1998年のFlash 2 によるラーニング系フリーウェア制作にある。この体験によって、得たものが反映されているのだ。

8月 20, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/15

Chronicle「アートアニメーション作家」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

■2002年10月5日(土) アートアニメーション作家急増中

コ・ホードマンというアニメーション作家がいる。カナダの国立映画制作局の正職員で、朝9時から夕方5時までの勤務時間に人形アニメーションなどの個人作品を制作している。月給制のアニメーション作家だが、商業性に左右されていないのだ。羨ましい職場である。もちろん、CM仕事の方がギャラは高いのだが、作家活動としては難があるようだ。

最近、じわじわアートアニメーションの需要が増えてきている。興行や放映の収益で成り立つ商業アニメーションとは異なり、芸術的意図が優先するものだ。私が学生の頃は、自主制作アニメーションと呼ばれていたが、現在はアートアニメーションというジャンルになっている。これは、個人制作のアニメーション作品もビジネスとして展開できるようになってきたからだ。

大きなきっかけは、インターネットのブロードバンド化である。私がFG2講座で、しつこいくらいにWebアニメーションを話題にしているのは、この機会を利用してほしいから。講座の中でやっているので、Flash が前提になっているが、その限りではない。

ノーマン・マクラレン、ユーリ・ノルシュテイン、ルネ・ラルー、彼等の作品がよく話題になる。さらに、年齢問わず、アニメーションを自分で制作したいと思っている人が増えていることも驚き。これは、パソコンの普及と、ソフトウェアの進化および低価格化が起因している。

某制作会社の知人は、ピクセレーションに熱中している。ピクセレーションというのは、実写のコマ撮りアニメーションのことである。よくあるパターンは、人間がジャンプした瞬間を撮るもの。ジャンプして1枚撮る、ちょっと場所を移動してジャンプ、1枚撮る、これを繰り返す。撮った画像を映像ソフトに読み込んでムービーにすると、人間が浮遊するアニメーションが出来上がる。

デジカメとパソコン、QuickTime Player Proがあれば、簡単に制作できる。作品は、Webで公開することもできるし、DVDにすることも簡単だ。知人は、文章が仕事なので絵は描けないが、こういう作品は問題ない。自分の新たなセンスを技術(パソコン)によって発見したと喜んでいる。昔、映像を学んだ私としては、なんとも贅沢な趣味‥と思ってしまう。

アートアニメーションという括りによって、コミック系の自主制作アニメーションとは線引きされるので、(そういうことを気にする人にとっては)より公開しやすくなるのではないか。セル&バックグラウンド・システム(背景画の上にセル画を重ねる手法)にこだわる必要はまったくないので、人形でも粘土でも、自然でも、自由な手法で創作すればいいと思う。

[2002/10/5の日記]

検証:
ピクセレーションを使ったFlashアニメーションは意外に多い。デジカメさえあれば作成できるのだから、初心者にも入りやすい。例えば、身のまわりにある置物などを使ってみよう。テーブルの上に置いて、動かしながらデジカメで撮っていく。

クラフトの写真

(クラフトは「坪源」で購入。可愛らしい木工キャラが揃っている。)

デジカメは、三脚などで固定しない方が面白い。単行本などを積んでデジカメを挟み、シャッターは手押しが良い。微妙にズレる感じがユーモラスな表現になる。(あまり動いてしまうと見づらくなるので、何度か試した方がよいかもしれない。背景がゴチャゴチャしていると見づらい。)

デジカメで作ったアニメーション

針金などで宙に浮かしたり、飛ばすこともできる。1枚の静止画を撮っているのだから、あとで針金を消してしまえばよいのだ。針金と同じような色の壁を選んだ方が消しやすい。
Flashに読み込んで、フレームに配置した後、描画ツールで光線を描いたり、オノマトペ(擬音を絵で表現したもの)を加えると楽しい。SWFだけではなく、GIFアニメーションで書き出してもよい。
Flashであればバージョン3でも、4でもOK、デジカメも旧型でかまわない。子供と一緒にアートアニメーション制作、お盆休みに挑戦してみてほしい‥

8月 15, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/14

Chronicle「イリュージョン」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

■2002年8月7日(水) イリュージョン

下の写真は、1月4日の日記に掲載したものである。東京・浅草に滞在していた時に近所で撮影した写真。実は、昨日ある夢をみた。深夜、浅草橋の裏道を歩いていると、不思議な鳥居を発見する。奥には、賑やかな繁華街が見える。行ってみようと思い、鳥居を潜ると‥
(とりあえず、夢の内容はここまで)

夢に出てきたシーン

目覚めると、断片的だが夢の記憶が残っている。特に、鳥居のシーンははっきりしていて、どこかで実際に見ている、と思った。どこだろう? と思い出そうとするが、なかなか現れてこない。「よく考えたら、どうでもいいことだ」と諦めていたのだが、信じられないことが起こった。この日記ページを更新し、チェックするためにブラウザで開いたとき、スクロールを誤操作して、たまたま1月4日のリンクをクリックしてしまった。すると、この写真。まさに夢に登場したシーンそのまま。

疑問点は2つ。なぜ、昨日この夢を見たか。そして、1月4日のリンクをクリックしてしまったこと。明らかに「偶然」が重なっているだけだが、人間というのは他の動物と違って、いろいろな観念を持つ。「この写真に何か意味があるのでは?」「未来のシーン?」「警告?」などと考えてしまうのである。多分、こういう偶然を体験したとき、インスピレーションが働き、小説や映画、漫画、絵画などの創作へ転化していくのだろう。

[2002/8/7の日記]

検証:
日記は抜粋である。割愛した後半に、DVDで観た「千と千尋の神隠し」が夢に影響していることを書いている。(このブログには適さない内容だったので外した。)
この日記で取り上げたいのは写真である。これは画像処理されたものだ。下の(強いぼかし+彩度を高くした)画像が”乗算”で埋め込まれている。幻想的な表現を作り出す加工技法の1つである。オリジナルの写真がないので比較できないが、単に彩度を上げたり、ぼかしただけでは表現できない。

画像処理の説明画像

実は、Flashアニメーションでもよく使う。回想シーンを例にすると、わかりやすい。ストーリーが進行して、回想のシーンになると前述した画像処理で加工した映像に切り替えるという作り方になる。

まず、Flashアニメーションの回想シーンだけをQuickTimeで書き出す。続けて、QuickTime Playerで開き、ビデオデータで書き出す。(ビデオデータ書き出しには、QuickTime Player Proが必要)
適当なビデオ編集ソフト(彩度調整とぼかしフィルタが搭載されていれば何でもOK)を使って、2つのトラックに同じビデオを配置、1つを「強いぼかし+彩度を高くした」設定にして乗算で重ねる。書き出したQuickTimeムービーをFlashに読み込んで、回想シーンに配置する。

要するに回想シーンだけ、読み込まれたビデオ映像に切り替わるという仕組み。背景に溶け込むように配置して、ビデオは小さく扱う。そのかわり、あまり高圧縮にしない。うまく処理できれば、切り替え時もほとんど見分けがつかない。実に幻想的なシーンになるのだ。
Flash MX 2004なら、ほぼ完璧に作成できる。

8月 14, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/13

Chronicle「軍艦島」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

■2002年7月11日(水) 廃墟ブーム

今、廃虚ブームらしい。雑誌やテレビではよく紹介されていたのだが、なんと日本経済新聞にも特集記事。上陸禁止になっている「軍艦島」をチャーター船で海から見学できるようで、問い合わせ先まで掲載されている。この軍艦島というのは、廃虚マニアの聖地と言われている。ならば、Webサイトもあるだろうと思って、調べてみた。あった。「軍艦島 ver3.0」これは、凄い。どうやって取材したのだろう。Flash を全編に使っているので、講座でも取り上げておこう。

富士急ハイランドには廃虚をテーマにしたアトラクションがオープン。廃虚の写真集もベストセラー。特に、5月に発売された「廃虚の歩き方」という本がかなり売れている。読者層の4割が女性というのも面白い。この廃虚ブームの仕掛人は、写真家の小林伸一郎氏。(今週のFLASHでも特集されている。)ヨーロッパでは18世紀頃から、廃虚愛好家が現れ、すでに趣味の1ジャンルとして定着している。日本でも、廃虚を観賞対象とすることに違和感はなくなってきた感じだ。

現代は無常や郷愁感を求める、そんな時代なのかもしれない。

[2002/7/11の日記]

検証:
過去何度も紹介されてきたので、Flashクリエーターの方々なら既にご存じのFlashコンテンツ「軍艦島 ver3.0」。閉鎖されたという噂があったが、今日アクセスしてみたら問題なく見ることができた。

軍艦島 ver3.0の画面

Flash 3で制作されているが、今でも表現の巧みさが感じられる。Flash 4、5、MX、MX 2004とバージョンアップしてきたが、技術に依存しない良質なコンテンツはどんなに時間が経っても参考になるのだ。

8月 13, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/12

Chronicle「声で検索、動画も検索」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

■2001年12月2日(日) あなたの声で情報検索!

音声をコマンド化したインターフェースについて注目していた。仕事の雑談でも話のネタになるのだが、なかなか具体例を示せなかった。こんな感じです‥という事例がない以上、話は雲の上だった。ところが、8月からトライアルサービスが始まった「Vポータル」がかなり面白くなってきた。すぐ、(しかもその場で)自分の声を使って操作できるので具体的である。「Vポータル」とは、音声情報検索サービスのことでドコモの携帯電話で利用できる。(もちろん、一般の固定電話や公衆電話でもOK。)手順は以下の通り。

1)ナビダイヤル 0570-0033-03 に電話する
2)スタートメニューにつながる
3)例えば、今日の天気を知りたい場合
  ”天気案内”と言う
4)天気案内へキャンプして情報が流れる
5)スタートメニューに戻りたい場合
  ”スタートメニュー”と言う
6)終了したい場合
  ”終了”と言う(電話を切ってもよい)

割り込みも可能なので、天気案内を聞いている途中で「グルメ」とか、「ニュース」、「占い」などと言えば、そのコンテンツへジャンプする。共通の音声コマンドは、「スタートメニュー」「戻る」「もう一度」「ヘルプ」の4つ。(パソコンのキーを押すのと同じことである。)もし、今、ドコモの携帯電話があれば是非試してみてほしい。ほとんど問題なく操作できる。(オカマっぽく語尾を変型させて喋ってみたが、うまく通じた。)

米国のボイスポータルは、車の運転中に利用する人が多いと聞くが、よく理解できる。気になる利用料金は、昼間14秒で10円、夜間15秒、深夜・早朝16秒である。一般の電話なら昼間90秒で10円、深夜・早朝は120秒10円。ただ、自宅の電話でどれだけの需要があるかは疑問。この「Vポータル」、先月末までアイディアコンテストを開催していたので、今後コンテンツが増える見込み。

さらに、注目している「CrossMediator for Video v.2.0」という検索ソフト。動画や音楽をハミングなどで検索できる。例えば、あるニュース番組をパソコンに録画していたとする。このソフトはすごいスピードで索引を作成する。(映像内の会話を一言づつデータベース化する。)長い映像の場合は、シーンの自動分割がおこなわれるので使用するとき便利である。

「牛狂病!」と言うと、該当するシーン(この場合ニュース場面)を検索してくれる。英語や鼻歌、口笛にも対応しているのが特徴だ。もちろん、動画内のシーンをインデックス化しておけば、シーンから(同じ、あるいは似たような)シーンを検索することもできる。自分の子どもの成長インデックスを作ってもいいし、好きなタレントやスポーツ選手のインデックス化でも楽しい。この技術は「RWCP: 技術研究組合 新情報処理開発機構」の研究が活かされている。

最先端の技術を、たった29,800円で体験できるのだから驚いてしまう。ただ、残念なことに動作システムは、Macのみ。私は、このソフトを使いたいためにMacOS X にアップグレードしようかと日々悩んでいる。e-ラーニングに必須の技術と考えているからだ‥。
このソフトの体験版がダウンロードできるので、是非!驚嘆してほしい。(※Mac OS X 専用なので、御注意。)

[2001/12/2の日記]

検証:
この情報も3年近く経過しているので、かなり状況が変わっている。まず、リンクがすべて切れていた。(今回、リンクはテキストから外している。)現在は、「CrossMediator Basic v.3.0」というパッケージで提供されている。MacOS X用の「CrossMediator for Video v.2.0」は無くなってしまったようだ。

CrossMediator Basic v.3.0商品ページの画面

それにしても”動画検索”というのは、魅力である。シーンのインデックス化は、現在のハードディスクレコーダーなどにも採用されている。昔やっていたFlashコンテンツにおけるシーンのインデックス化、今後重要になってくるFlashアクセシビリティにもつながっていく。

8月 12, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/11

Chronicle「東京都のアニメ制作」

私が研究テーマにしている「インターネット日記学」の中に過去の日記を取り出して、検証するという試みがある。今回は、クリエイティブ分野に関連する日記を選んでみた。

■2001年12月1日(土) 東京都がブロードバンド対応アニメを制作

「東京都、アニメ制作などで15,000人を雇用」
東京都は30日、悪化する雇用情勢や資金繰りがひっ迫する中小企業への対策を盛り込んだ「緊急雇用・経済 -東京プロジェクト」を発表した。緊急雇用事業ではブロードバンド対応のアニメーション制作など、約4億円で延べ約15,000人の雇用創出を目指す。

余談だが、東京・杉並区はアニメの制作会社が集積する地域として有名である。閑静な住宅街に、サンライズなど約60社を超えるアニメ制作会社が点在している。8月には「杉並アニメ振興協議会」も設立された。「杉並ブランド」としてオリジナルアニメの共同制作を活動の柱に据えている。杉並区もアニメを区内の主要産業のひとつと位置付けており、制作会社向けに制度融資の拡充などを検討している。
全国のアニメ制作会社(291社)の所在地は以下の通り。(2000年3月、東京都調べ)

1位・東京都-72.8%
(杉並区がトップで16.8%、次が練馬区の13.1%)
2位・大阪府-4.1%
3位・埼玉県-3.1%
4位・北海道-2.4%
その他-17.6%

‥ということで、なぜ東京都が雇用対策でアニメ制作をするのか、わかると思う。
海外へ輸出できる日本の文化として認知されているにもかかわらず、動画描きや仕上げなどは人件費の安いアジアへ発注、日本スタッフの待遇は厳しい。このままだと、人材面でも国内空洞化が加速する。

[2001/12/1の日記]

検証:
3年ほど前の情報なので、うまく調べられなかったが、東京都公式Webサイトの「東京の観光」のなかに「東京紹介アニメ」というコーナーがあり、「東京のアニメクリエーターたちが東京有名スポットを案内」と書かれている。「緊急雇用事業、ブロードバンド対応のアニメーション制作」は、このあたりのコンテンツが関係しているのではないだろうか。
アニメーションコンテンツはすべてビデオデータでFlash(SWF)は採用されていなかった。インターフェースなどには使われている。

「東京紹介アニメ」の画面

参考:
「宣戦布告「NET」で発信石原慎太郎」という石原慎太郎個人のオフィシャルWebサイト(東京都知事としての公的なものではない)にアニメに関する記事「東京のアニメを世界に」がある。

東京都公式Webサイトの「本会議の記録(平成14年第4回定例会)」アニメ産業振興について

検索していて発見した杉並区役所のWebサイトに置かれているコンテンツ「杉並戦隊イレンジャー

8月 11, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)

2004/08/07

電子書籍の企画

慌ただしく、クローズド・マーケットにおけるe-bookの企画案を書く。
e-bookコンテンツは、SWF形式。制作は、Flash。千差万別のパソコン環境とは異なり、コンテンツ制作の明確なガイドラインが作成できる。再生端末を1種類に限定することの大きなメリットである。企業や学校などの閉じたマーケットが対象となるが、電子版フリーペーパーとしての活用も可能性がある。この企画は、1,000人が使えばペイできる小規模モデルの素案である。

企画を書くために過去の日記を検索してみたら、電子書籍の実証実験参加の記事が出てきた。いくつか参考キーワードを見つけたので、

転載した。現在発売されている電子ブックのルーツはここにある。

2001.12.7(Fri.)「電子書籍はどうなる」

2年ほど前、電子書籍コンソーシアムのモニタとして実証実験に参加したことがある。シャープが開発した電子ブック(実証実験用の端末)を借りて、電子本データを(ダウンロード端末が設置されている指定書店から)購入、その使い勝手を試すというもの。この写真が、実証実験に使われた電子ブック

e-bookの写真
[撮影1999.11.1 ]

最初に購入したのは漫画。たしか、カムイ外伝だったと思う。いつもカバンの中に入れて持ち歩き、空き時間を使って利用した。電子ブックは、文庫本の文字サイズどころか、ルビも読める視認性の高い液晶を搭載していたので、疲れるということはなかった。なにより、パソコンで読むよりイイと思った。パソコンだとベットにゴロンと寝そべって読むということができない。テレビで文章を読む感じで、長時間の読書は辛い。この電子ブック、(繰り返しになるが)文庫本のルビも読める超高解像度。製品化したらパソコンより高くなるんじゃないかというもの。でも、これくらいの解像度がないと電子ブックとして成り立たないことが、あらためて確認できた。そう考えると、今のPDAなどを電子ブック化するのはかなり厳しい。

この実証実験では、エディトリアルデザイナーによるレイアウトをそのまま活かすため、小説なども全て画像データにしていた。1ページづつ、スキャナーで取り込んでいたのである。かなりのデータサイズになるのだが、本がそのまま写し出されるため、意外に読みやすかった。こう感じたのも、やはり液晶の能力が高かったから。(写真は、電子ブックのメディアとして採用された超小型ハードディスク「clik!」。当時からモバイラーだったので、個人的にも使用していた。)

超小型ハードディスク「clik!」の写真

問題点を2つ上げて、アンケートを提出した。「電池がすぐ切れる」と「読みたい本がない」である。読みたい本がない‥というのは、本の種類がまだ少ないということ。電池がすぐ切れてしまうのは致命的であった。あの液晶では、しかたのないことだと思うが、まず改善すべき点。バッテリーを気にしながら読書というのは落ち着かない。
”記録”としての電子本の意味は大きいと思う。ただ、漫画喫茶で読むというレベルではどうだろうか?
それこそニュースくらいなら、ケータイでもOKだが、小説や漫画となると‥。まだ時期尚早か?

※2001年12月7日の日記。古い情報であることを了解いただきたい。

8月 7, 2004 [09cc1]Chronicle[コラム] | | トラックバック (0)