2011年のWeb業界[02]
「中小企業のためのビデオキャスティング」セミナーのカタログには以下のようなショートストーリーが掲載されている。
「Webは”編成”の時代へ向かっている。作り込まれたWebページをバラバラに分解して、再編成することに多くのユーザーは慣れてしまった。
2007年に流行ったコンポーネントタイプのWebページは、デジタルテレビやデジタルラジオ、ケータイやPSPなど多くのネット機器にデータを提供したが、流れを変えたのは第三世代のブログによる。
わずか3年で‥数百万していた業務用CMSを超えるパフォーマンスを持つ新しいブログが、誰でも簡単に、しかも無料で使えるようになった。」
新しい技術の登場(あるいは枯れた技術の新しい活用法発見)と利用者の「慣れ」によって、ネットの使い方がダイナミックに変化していくことを表現したストーリーである。
駅前の広場で新聞を読んでいる会社員AさんとBさん。
2人が読んでいるのは日本経済新聞だ。
同じ新聞だが紙面の構成が違う。
Aさんの日経新聞のトップ記事は「イラク本格政府 発足」
Bさんの日経新聞のトップ記事は「ソフトバンク、iPodケータイ発売」
同じ日に発行された朝刊なのに
読む人によって記事の構成が異なっている。
セミナーのオープニングでは、必ずこのイメージビデオが上映される。
受講者は年配の経営者が多く、新しい専門用語は極力使わないようにしているようだ。本当は「RSS」や「Feed」の話をしたいところだが、まずはビデオで大まかにイメージしてもらおうという狙い。
ビデオの上映が終了すると、Fさんがサイボウズの「feedpath」をスクリーンに表示させて、操作しながら話を始める。セミナーの進行はいつも、こんな感じらしい。ビデオを見せたり、実演しながらの講演だ。

驚いてしまうのは、映像と音声の検索や引用などを受講者の方々に体験させていること。このセミナーは前半が講義形式で後半がハンズオン形式なのだ(ハンズオンでは1人1台ノートパソコンが用意されている)。セミナー名をまともに受け取ると「ムービーカメラで撮ったビデオデータを簡易ソフトで編集してネットにアップする」といった流れが自然だと思うが、ちょっと違うのだ。
以下、ハンズオンセミナーから抜粋。
「これからはデータがとても重要になります。私たちはアセット(資産)と呼んでいます。」
「皆さんに体験してもらいたいことがあります。」
「簡単に言います。ホームページの中にある文章とビデオの1シーンをリンクします。」
「たとえば、海外向けに日本を紹介しているページがあって、その文章の「富士山」の部分をクリックすると、ビデオファイルが表示されて富士山の映像が再生される‥といった感じです。」
この体験とビデオキャスティングがどういう関係になっているのか、まだ説明されていないが「ビデオとビデオが参照しあうようなイメージ」を理解してもらうための第一歩というところか。
Fさん曰く「新世代のブログでは、アップロードするビデオに(簡単に)メタデータとチャプターマーカーを埋め込めるので、シーン参照が容易になる」と。
つづく
●参考:
ハンズオンセミナーの最初の体験
「QuickTimeムービーにメタ情報を埋め込んで、シーン検索の対象とする」

[セミナーのビデオをみる]
(FlashVideo/音声はありません)
使用アプリケーション:
Automator
QuickTime Player Pro(3,400円)
Apple iMovie(MacOS Xに付属)
※これは「2011年のWeb業界」という本の荒原稿です。書籍にするよりブログ向きだろうと思い、公開していくことにしました
5月 22, 2006 [01a01]ブラックボックスデザイン | Permalink
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