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2005/06/30

本の進捗[68]相互抑制効果

6月30日(木)深夜、PMさんとのミーティングを済ませ、スタジオにて作業に必要な資料などの準備。月曜日までの「歓迎」が決まる。特設作業場には午後2時チェックイン。今週は体調を崩してしまったので、納得の「歓迎」である。遅れた分の追い上げが目的。(※「歓迎」の意味については過去の進捗日記を参照)

自分一人の判断だと、適当な言い訳で合理化してしまうが、マネジメントする側はそれを許さない。なかなか辛いものだが‥結果、私自身も助かるわけで「役割分担」の重要性を痛感するのだ。

援助行動というのは周りの人の判断、行動によって決まってくることが多い。例えば「オフィスで突然、非常ベルが鳴った」場合、個々は周りを見渡して判断する。互いに、行動を見て、動かなければ自分も動かない。「自分だけ慌てるのは恥ずかしい」などと抑制する。けっきょく誰も動かない。いわゆる「相互抑制効果」が働くのだ。複数の人たちで進める大きなプロジェクトなども同様のことがある。周りが動かないから、自分もまだ動かない方がいいだろう、と判断する。

マネージャーというのは、こういう人間関係の心理についても勉強しているので、「相互抑制効果」には注意している。まぁ、プロジェクトを引っ張る役割を担っているのだから当然の能力なのだが‥

日本は「高モニタリング社会」と言われるほど、周りに合わせて行動・判断する人が多い。よく言えば「協調」、悪く言えば「カメレオン人間」である。自分と相手の関係、自分のポジションなどを常に監視しながら人間関係を日々調整している。それは職場だけではなく、ネットを通じ「誰かを」対象として比較し、自分の位置を確かめる等、実社会だけのことではない。
私たちのようなフリーランスは、このようなセルフ・モニタリングに偏りがあり、ある部分では「協調」するが、多くの場合「融通がきかない」人間と化す。それを補正するのがパーソナルマネージャー、エージェントの仕事だ。作家、アーティスト、タレント、スポーツ選手問わず、その役割分担はうまく機能している。

「誰かをマネジメントしたい」と思っている人間が「マネジメントされる」というのは問題ありそうだが‥意外に得るものが多く、その役割の大きさを感じることができる。企業研修などでやらされるロールの効果とはこういうものか、などと感心してしまう。

「クリエーターとエージェント」テーマでいろいろ書けそうだ。実体験に勝るもの無しである。

6月 30, 2005 [01bi4]本の執筆-進捗! |

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