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2005/05/17

創作する人、しない人

5月17日(火)5時起床。本日は、晴れのち曇りという予報。引き続き、図版の作業。(といっても昨日は時間がなかったのであまり進まず‥)

榊原機械(群馬県榛東村)という環境設備メーカーが製造した二足歩行のロボットが話題になっている。3月にWebサイトで公開されてから騒がれていたが、昨日ニュースが配信されたことでさらに認知されることになった。(昨夜はサイトになかなかアクセスできなかった。)
榊原機械のサイト画面
LAND WALKER
受注生産:3600万円
開発者は、同社開発課の南雲正章(32歳)さん、設計から組み立てまで約2年をかけた。サイトには映像がアップされており、実際にロボットを操縦している様子が見られる。
LAND WALKERの操縦画面

世の中には、表に出てこない優秀な創作物が多く、それらは役割を終えたらひっそりと消えていく。デザイン業界でさえ、そういうヒドゥンツールがたくさんある。例えば、高度なCSSオーサリングとあらゆるブラウザのテスティングをほぼ完璧に実現し、DTPソフトのようなユーザーインターフェイスを搭載したシステムを独自開発して自社のプロジェクトに使っているプロダクションもある。

こういうツールを見せていただくと、私のようにエディタでCSSを記述する方法というのは原始的に思えてしまう。GoLive CS2 のCSSオーサリング機能はドラッグ&ドロップで段組みレイアウトを行えるが、閉じた世界で利用されているヒドゥンツールより小粒だ。ヒドゥンツールが軍開発とすれば、メジャーツールは民間企業開発(量産品)だからしかたないのだが。

誰かが作るだろう、誰かがきっとやるだろう、と思われていても実際に探すと「まだ誰もやっていない、作られていない」というアイディアがたくさんある。ところが、クローズされた世界ではすでに具現化されていることがあるのだ。

Webデザインにおいても、「豊富な資金力」とアイディアをすぐに実現できる「恵まれた環境」によって信じられないくらい最先端を走っているドリームチームが存在する。運良く、こういう人たちが会社をスピンアウトしてくれると一気に情報が溢れ出てくる。専門誌で取り上げられたり、講演に呼ばれたり、アプリケーション開発のアドバイザーになったり。

私などは、いくらアイディアがあっても具体的に作り出すことができない。アイディアだけで終わるので「創らない人」である。これは意欲とか努力だけではどうにもならない。書物やインターネットから情報を集めて、切ったり貼ったりしながら、自分のアイディアに掛ける。それが新種の情報となり、色を付けてネットや出版媒体で公開していく商売だ。
だから「創る人」を見ていると実にダイナミックで羨ましく感じてしまう。ただ、クローズされた世界のライフサイクルというのは空しさや悲しさを感じることもある。

1つの業界には「たくさんのレイヤー」があって、そこを行ったり来たりしながら個人の限界を知ることも必要だ。(面白いもので、同時に「個人の可能性」も実感することになるのだが‥)

5月 17, 2005 [05cc2]クリエーター[コラム] |

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