クリエーターとプロモーション活動[2]
ネットで人気のFlashアニメーション「菅井君と家族石」のDVDが発売されていた。ネット販売だけではなく、新星堂(※6店舗のみ)でも買えるようだ。音楽CDなら新星堂などインディーズ作品を扱うお店でよく見かけるが、自主制作のアニメーションは稀である。

「クリエーターとプロモーション活動」でも触れたのだが、クリエーター自身が売り込むというのは想像以上に大変な作業。消費者金融で300万円借りて、1年間プロモーションに専念するくらいの力業が必要だ。目の前の仕事をこなし、節約生活を送りながらの(細切れ時間を活用した)売り込みは、やはり中途半端な結末をむかえる可能性が高い。
自分が生み出したアニメーションなりキャラクター作品の世界観に評価が集まってきたとき、誰しも更なる展開を考える。簡単に言えば、「自分で販売」するか「パブリッシャーへの売り込み」だ。
海外から山のように届く膨大なスパムメールをじっくり見ていくと、クリエーターからの売り込みメールもたくさん含まれている。自分でプレスしてパッケージも作成して地道にオンライン販売しているクリエーターが世界中にたくさんいることが分かる。(スパムメールに埋もれてしまう現実、これはどうにもならないが‥)
作品はそれほど良くないのだが、クリエーター(個人の)人気が高まり、ラジオなどに出演し始めプチ・ブレイクしたという面白い事例もある。これは、ネットで傍観していた人たちが”何か”に共感し、ファンとして動き出したことによる。つまり、作品が良かったからではなく、作者本人のファンになったということだ。作者が公開していた自身のWebページや日記、その他すべての公開情報が結果的に本人のプロモーションになっていたのだ。(本人がそれを狙っていなかったことに注目したい。)
国内の個人サイトを見ても、サンデークリエーターなど週末の創作による自作物を販売している。趣味であって副業レベルの話ではないが、分野によってはプロとアマチュアの境界線が見えなくなる瞬間があり、パーソナルパワーを感じる。300MBの自作ムービーをアップする一般ユーザーが出てくるほど、インフラも整ってきており、オンライン・プロモーションの環境的な敷居は年々低くなっている。何事も本人のモチベーションに収斂されていくわけだが、「あんなに面白い作品を作っているに、なぜ公開しない」などと(他人ながら)地団駄を踏む日々‥
1月 16, 2005 [05cc2]クリエーター[コラム] | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31309/2592482
この記事へのトラックバック一覧です: クリエーターとプロモーション活動[2]:








