Hackをテクニックとして扱うべきか?[SWDメモ]
2000年以降、CSSに対応したWebブラウザが出揃い、現在やっと「構造とデザインの分離」に立ち返ることが可能になった。(CSS1が勧告されてから、8年も要したことになる。)ネット閲覧していて、わかるのは「見栄えはそのまま、中身は「標準」」というリフォームされたWebサイトが日々増えていることだ。
では、Webクリエーターが容易に移行できるかといえば、まだ壁がある。たしかにCSSに対応しているブラウザは出揃ったが、初期のものは完璧な対応ではないのだ。最悪なのは「バグ」を含むものである。バグのあるブラウザに対しては、Hackと(ハック)と呼ばれる裏ワザで対処するのが一般的だが、できるだけ使用しない方がよいという意見も多く、扱うのであれば、きちんとした方針を決めなければならない。
Hack(裏ワザ)に関しては、期限付きの対応と考えるべきである。つまり、裏ワザの使用中止という選択も考慮しておき、必要に応じて取り除くことを可能にした方がよいのだ。

[Hack の取り扱いを記した仕様書]
基本は、トリッキーなことをしない、である。但し、現実はシビアなもの。不具合は、Webクリエーターへのクレームとして突きつけられる。だからこそ、サイト制作の方針を決め、クライアントから共通の理解を得ておく必要がある。ここが、ビジネスとしてWebデザインをしていない人との大きな違いだ。プロの立場であれば、理想と現実に苦悩するのが当然となる。
もし、クレームを恐れて「標準」から逃げているなら、プロとして問題かもしれない。”状況に応じたWebデザイン”の領域に入るのは、怖いことかもしれないが、明日から切り替えろ、という話ではない。仕事では、ゆるやかに導入していけばよいのだ。
‥と書くのは、簡単だが、CSS初心者向けの書籍なので、正論だけでは伝わらない危険性がある。特にHackの場合は、注意しないといけない。言えることは、テクニックとして解説した方がわかりやすくなることだ。セミナーなどでは補足できるが、本にはページ数という制限があるため、何らかの工夫が必要。
本音は、Hackは極力使わない、としてスタンダードの意義を書くべき‥だが、どうなる。要検討。

※[SWDメモ]が付くエントリーは、1月発売予定Webデザイン本の執筆メモを断片的に掲載したもの。(2004/12/1)
12月 1, 2004 [01bm1]本の執筆メモ公開中! | Permalink
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