行動追跡の是非
PCログを解析するソフトの需要が高まっているそうだ。すでに導入済みの企業で働いている人もいると思う。このソフト、社員のパソコン操作をフライトレコーダ式にロギングする。ロギングというのは、パソコン動作中、さまざまな情報をログ・ファイルに記録していくこと。要するに、社員がどのソフトを使って、どんな操作(ファイルの削除、ファイル名変更、コピーなど)をしたのか記録するのだ。ソリトンシステムズのPC利用ログ・解析ソフトウェア「InfoTrace」などがある。

企業にとって顧客情報の漏洩防止は絶対的なもの。しかも、情報漏洩事件の80%は内部犯行と言われている。住民基本台帳ネットワークを運営する自治体なども同様だ。そこで、PCログ解析ソフトを導入して、
社員の操作状況を把握しようという仕組みができてくる。
社員は常に監視されているような気がするだろう。だから、抑止につながる効果は十分に期待できる。決して居心地は良くないが‥。
私の本業は、教育なのでeラーニングの実証実験には積極的であった。過去、”ビヘイビア・トラッキング(behavior tracking)”をコンセプトに学習者から詳細な情報を自動収集して、教材配信に役立てようとした。

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eラーニングシステムを使った学習者の行動追跡は、前述したPCログ解析ソフトを使った情報収集と同じである。行動追跡によって得た情報によって、その人に適した”ちょうどよい”教材が配信されるので、遠隔でもきめ細やかなサポートが可能になる。ところが、アンケートでは「監視されているようだ」という戸惑いの意見も多かった。
結局、収集した個人情報をどこまで責任をもって管理できるか判断できなくなり、結果を出せなかった。というのは、最終的にeラーニングシステムの運営者(契約講師などを含めて)に対して、PCログ解析ソフトを適用することになるからだ。そこまで徹底しないと安全ではない、という結果に疲れてしまったのが正直なところ。
Flash 単体では、ログの記録に強力な制限があるので”安全”といえるが、今後、スパイウェア的なものを容易に作成できるツールが出てくるかもしれない。フリーウェアがあるのに製品版の「Spybot」が売れている。ユーザーにどういう心理が働いているのか?
家電量販店などでアダルト商品を買う際、ポイントカードを使用しない人が多いと聞く。このような意識についても、いろいろ調べてみたいと思う。
10月 22, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] | Permalink
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