スクイークに学ぶ「Flash おもちゃ箱」のアイディア
昨日は、Flash で制作するコンストラクション系Webアプリケーションについての勉強会。
講座でも紹介したコンストラクションツール「Flashcan Animator」が話題になる。このFlashムービーは、用意されているクリップをタイムラインに配置してアニメーションを編集、完成したらメールを送信、すぐにアニメーション公開用のURLが届くという仕組みだ。

同じような仕組みのコンストラクション系のアプリケーションは多いが、携帯電話向けのサービスも出てきそうだ。ケータイ上に(ぱたぱたアニメ、簡単なセリフなどの)ミニアイコンを表示して、それを好きな順番に並べるというシンプルなもの。完成(送信)ボタンを押すと、URLが届く。Flash アニメーションなので、機種が限定されるがテーマ次第では面白いサービスになる可能性がある。
そして、私がFlash おもちゃ箱の参考事例として取り上げたのが、
squeak(スクイーク)である。
昨年、アラン・ケイが「squeak」を使って、子供たちにインタラクティブなアニメーション制作を教えるという番組があった。マウスだけで、条件分岐などの複雑な仕組みを実現するのだ。この番組でやっていたのは、Squeak Toys(タイルプログラミングのこと)。
以下のように、プログラムのまとまりをカードのように扱い、マウスでぺたぺた貼っていく。
1. squeak を起動して作品(自分専用のデスクトップ)を作成

2. オブジェクトを描く(絵や写真をsqueakデスクトップにドラッグして読み込んでもよい)

3. オブジェクトに組み込みたいスクリプトをドラッグしていく

4. スクリプターの中に命令が書き込まれていく(作業中、オブジェクトのまわりには「halo(ハロ)」という小さなツールアイコンが表示される)

5. 複雑な衝突判定なども視覚的にプログラミング(スクリプトに触れる必要はない、すべてマウスを使った切り貼りで作業できる)

squeak は、Apple が開発した(Smalltalk という言語をベースにした)開発環境である。フリーウェアなので、ダウンロードして誰でも自由に使用することができる。ご興味のある方は、日本語版が用意されている「多言語化Squeakホームページ」へ。バーチャルマシンなのでWindows、Mac、Linux などOSを限定しない。
面白いのは、Nebraska というツールを使えば、他人のsqueak を操作できること。例えば、東京の小学校にあるパソコンで起動しているsqueak を北海道の学校にあるパソコンで操作することができるのだ。東京の小学生が、北海道の先生に操作を教えてもらうことも可能だし、学生同士の合作もできる。
「Flash おもちゃ箱」の提案というのは、バーチャルマシン(といってもFlashだから疑似)のようにデザインして、部品オブジェクトやタイル(スクリプト)をマウスで組み合わせていくというスタイル。そして、複数の人が参加できるコラボレーションワークという楽しみも提供できるコンテンツのプランニングである。
私にはとても作れないが‥せっかくFlashもここまで進化してきたので、アイディアソースとして公開していこうと思っており、(簡単なプロトタイプを付録にする)本の企画としても準備している。
9月 3, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] | Permalink
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