モーショングラフィック・スタイルのデジタルコミック
打ち合わせまでの待ち時間、書店をまわる。
中規模の書店なら、ブログ関連書籍のコーナーが必ずある。また、増えていた。実は、ここのブログもいくつかの本で紹介していただけるようで‥(ざっと見積もって)来月4冊ほど出版されるようだ。(実際はもっと出ると思う。)このブログ本のコーナーが、Webデザイン本のコーナーをじわじわと浸食しているのが少々気になる。

ある書店のコミックコーナーで、とても貴重なものを発見した。まったく目立たない棚の隅(さらに積まれている本で隠れてしまう位置)にあった。本のように置かれていたが、
CD-ROMで「デジタル・ムービー・コミック」というシリーズ。ここにあったのは、日野日出志という漫画家の作品だ。

「デジタル・ムービー・コミック」は、Directorで制作されており、漫画の原稿を分解して、コマ単位で動画処理を施している。漫画原稿をそのまま収録したデータベースCD-ROMではなく、完全に作品化された商品だ。発行・発売は、大田出版である。コンテンツ制作は、オフィス サンサーラという会社。価格は、2,900〜3,500円。
このシリーズは、山本直樹、遊人、うたたねひろゆき、唯登詩樹、日野日出志、蘭宮涼、伊藤潤二、塔山森、つげ義春、桜沢エリカなど多くのタイトルを発売している。
‥と当時の広告に書かれていたが、私が持っているのは山本直樹だけ。かなり探したのだが他のタイトルが見当たらない。7年くらい前の商品なので、今、手に入れることは困難。
パッケージに書かれている動作環境を見ると、Pentium 75MHz以上のCPUを持つ機種、という表記。OSは、Windows 95、Macは漢字Talk7.1以上となっている。ちゃんと見られるのか不安だったが、PowerBook G4では問題なかった。と思ったが、CD-ROMドライブが爆発しような勢いで回転して、操作しなくても停止しない。しばらく見ていたが、うるさいので断念。

けっきょく1話しか見なかったが、面白かった。(昔買った山本直樹のタイトルは見ているので、仕様は理解している。)コミックとアニメーションの中間とも言えるが、作りは完全にモーショングラフィックである。コマの動かし方やタイミング、フキダシや擬音の扱い方など、クリエーターの高いセンスが要求されるのだ。Director やFlash の得意とする表現である。
なぜ、ネットにはモーショングラフィック・スタイルのデジタルコミックが少ないのだろう。
実は、昔(Flash 3 を使っていた頃)、デジタルコミックのプロジェクトをおこなった。Director から離れて本格的にFlash を採用し始めた時期。また、やってみたい気がするが、やはりマイナーなのか‥
以下は、Flash 3で制作したデジタルコミック。


8月 19, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31309/1232335
この記事へのトラックバック一覧です: モーショングラフィック・スタイルのデジタルコミック:








