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2004/07/29

アンロック・バージョン

昨日、久々に都内のオフィスに寄った。過去に作成した資料を探していたら、意外なモノを発見。Directorの開発者であるMarc Canter氏の制作したコンストラクション・キットである。

私の場合、この「Meet MediaBand Constructuin Kit」に影響されて、今日のオンライン講座がある。それほど、この商品のコンセプトは衝撃的であった。

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Marc Canter氏の制作というのもスゴいのだが、何といっても、アンロック・バージョンとして発売したことが大きい。つまり、DirectorやPhotoshopなどのソースファイルが入っていて、

アプリケーションで開けるようになっている。

CD-ROM「Meet MediaBand」は、高度なオーサリングによって開発されたインタラクティブ・ミュージックコンテンツである。この作品のソースを全部バラしてしまおう、という商品が「Meet MediaBand Constructuin Kit」なのだ。付属しているマニュアルには、”Directorの上級ユーザーだけを対象”と書かれている。

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当時、デベロッパー向けの上級ツールキットがない、技法について解説されているガイドブックが少ない、という状況があり、このアイディアが生まれた。ただ、製品のアンロックバージョンを売るというのは驚きであった。Directorのファイルを開いて、ソーススコア、Lingoスクリプト、さまざまなアートワークを全て見ることができ、「Meet MediaBand」の構造を解析しながら学習できるのだ。種明かしのマニュアルまで付属している。

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私がこのコンストラクション・キットに出会ったのが、1998年頃だったと思う。
実際に発売されている商品のソースを全て公開するというのは考えられなかった。いわゆる、メイキング・コンテンツではなく、設計図やメモ、スケジュール表、その他、制作に使用した素材すべてを「どうぞ自由に活用してください」と言って、提供することに等しいのだ。

現在、私が公開している講座は、同様のコンセプトをベースにしている。つまり、実際の商品(書籍や雑誌の記事、CD-ROM、DVDなど)の素材を(許される範囲で)可能な限り公開していく。FLASH BASICなどは、書籍や雑誌記事をベースにしているし、このMAKING BOOKS ブログもその1コンテンツとして運営している。

教材を新たに作るというより、ソースファイルやスケッチ、アイディアメモ、どんな情報を参考にしたのか、制作者(私)の嗜好、考え方などをモジュール化してサイトに置くだけというのが基本的な作業。いつも言っている「暗黙知」の共有を実現したいのだ。
これは、私がデザインを本職としていないので、可能なのかもしれないが、本業である教育分野についても(「common style」という切り口で)実践しようと思っている。

「Meet MediaBand Constructuin Kit」を発見して、当時のことを思い出し、さらにヤル気が出てきた。

7月 29, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] |

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