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2004/07/17

Flashクリエーターとパーソナルマネージャー

本日発売された「Web Designing」8月号(毎日コミュニケーションズ)の特集「なぜ表示は遅くなるのか?」で、Flash の再生速度に関する実験レポートを書いた。今日、FLASH BASIC blog の怪談コンテンツにあわせて記事の内容を補足しようと思ったが、時間がなくなってしまった。更新は、まとめて明日ということに‥。

Director's MAGAZINEの写真

さて、業界にはさまざまな専門誌がある。例えば、プロフェッショナルクリエーターのための情報誌「Director's MAGAZINE」などは、有益な情報が多い。クリーク・アンド・リバーが出している雑誌なので、業界純度100%の内容だ。発行部数は3万部、

取扱書店は、青山ブックセンター、リブロ青山店、ジュンク堂書店(大阪)など数店しかない。(※青山ブックセンターは倒産してしまった。六本木も新宿もぜんぶ閉店した。とても残念である。)
写真は4年前のものだが、エージェントシステムの特集で、なかなか興味深いことが書いてあった。

Director's MAGAZINEの特集記事

フリーランスのクリエーターというのは、常に「次の仕事」のことを考えている。いつ仕事が切れるか、わからない先の見えない不安を抱えているのだ。今、順調ということは、”落ちる”芽が出てきているということだ。要するに、売れているときほど注意せよ、というくらい不安定な職業である。
エージェントというのは、仕事の継続を守ってくれる存在だ。

私もある時期、マネジメントに近いことをやってもらっていた。この頃は、毎週ワークショップやセミナーの仕事が入ってきて、週の半分はどこかで講師をやっていた記憶がある。Flash 講座に関しては、なぜか外国人向けが多く、英語版Flashに慣れてしまった。もちろん、講義中は通訳さんとコンビだ。どの国であろうと、Flash で学びたいこと、作りたいものは変わらない。Flashは世界で使われているツールなんだと痛感した。(日本で外国人向けのFlash講座というのは、ある業界において度々発生する、そういう需要がある。)
セミナーの講師などで全国をまわりたい人は、絶対にマネジメント会社を探すべきだ。自分のマネジメントの話なので、人材派遣とは異なる。

SUNNY SIDE UP」という会社がある。スポーツ選手やアーティストと契約して、エージェント、マネージメント、肖像権の管理、メディア出演、出版等のコーディネートなどをおこなう。サッカーの中田英寿やテニスの杉山愛、プロ棋士の高橋和、スポーツライターの乙武洋匡など多数、この会社と契約をしている。水泳の北島康介も(昨年、世界新記録で話題になった頃)ここと契約した。契約後、髪を赤く染めたのだ。急にオシャレになるスポーツ選手の影にマネージメント会社あり、である。
余談だが、サニーサイドアップは、中野郵便局の隣にあるワンルームマンションの1室からスタートした会社だった。19年前の話だが‥。私はこの頃、高円寺にいた。(東京の人しかわからない話だ。)

スポーツ選手に限らず、作家・漫画家、イラストレーター、写真家、料理人などのクリエーター、大学教授や評論家などの文化人をマネージメントする会社もある。クリエーターは、交渉下手の人が多いので、マネジメントしてもらった方が、仕事に集中できるのだ。

有名、無名関係なく、フリーランスでやっていくなら、マネジメント会社やパーソナルマネージャーについて考えてみることをお薦めしたい。もちろん、パーソナルマネージャーはボランティアではないから、契約するクリエーターで稼げるかどうか判断する。要するに、この人で仕事を取ってこれるか入念に調べるのだ。海外のクリエーターは、まずレジュメビデオを作って、エージェントのところに持っていく。このビデオは、音楽アーティストのPVのようなものだ。日本の環境とは違うから、同じようには語れないが、少しでも意識していればチャンスを逃すことはないと思う。
若い人の場合は、クリエーター志望、パーソナルマネージャー志望でコンビを組んで、試行錯誤しながら活動してみてはどうか。失敗も多いと思うが次につながるはずだ。

今が旬ギリギリのFlashは、狙い目と聞く。ショートムービー系のネット広告などアドバテインメントの需要が高いからだ。パーソナルマネージャーがクライアントをまわるとき、Flashは(リッチメディアの中でも)反応が良いらしい。
私個人の考え方としては、クリエーターの個性とか世界観で売ってほしいので、Flash云々でアプローチするやり方は安易のようにも思える。ただ、オリジナリティで勝負すると途端に狭き門となるのも事実だから、きっかけとして考えてもよいのか‥。

参考:クリーク・アンド・リバー社(クリエーター向けページ)
国内最大のクリエーター・エージェンシー。仕事の契約、報酬交渉、事務手続きなど、エージェントにサポートしてもらうには登録が必要、当然だが面接もある。実績や要望などを聞かれる。

7月 17, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] |

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