”エバンジェリスト”というクリエーターのサイドビジネス
デジタルステージの「ID for WebLiFE*」が、来月9日(金)、いよいよ発売。価格は、税込みで20,790円だ。インフォメーションサイトでは、作成サンプルを見ることができる。
「カートリッジ」の開発セミナーは、マクロメディア社と共催すると聞いている。(実は楽しみにしているのだ。)プロのデザイナーが作成した半自動テンプレート集というのは、過去いろいろあったが、あまりにセンスが良すぎて失敗している。カッコ良すぎると一般には売れないのだ。この点だけ、少し心配。購買層のメインがデザイナーとか学生さんでは広がらないからだ。
ID for WebLiFE*のゴージャスなインターフェースとは対照的な「ホームページ制作王 6」、わりと売れているようだ。家電量販店などのソフトウェア・フロアでは、
かなり大きなスペースを確保している。Webサービス込みだし、ユーザーサポートセンターがしっかりしている商品。こういう売り方は安心感を得られる。
個人的には、メーカーが新商品を発売する際のキャンペーン、イベントにとても興味がある。
だから、ソフトの発売日にはわざわざ新宿や秋葉原へ出向くのだ。どんなデモンストレーションをやっているのか、どんなグッズを作成したのか、動いているのは社員かコンパニオンか‥等々、興味は尽きない。
クリエイティブ系のソフトの場合は、プロのデザイナーに依頼して、作品を公開したり、デモを実演してもらうパターンが多い。大量の販促物に載っかって自分の作品が広まるので、デザイナーにとってもチャンスである。過去、エバンジェリストとしてブレイクした人は多い。米国には、エバンジェリストが本業になってしまったデザイナーがたくさんいて、売れっ子は世界中を飛び回っている。イベント会場でデモを実演したり、解説本を書いたり‥と、メジャーソフトの伝道師は忙しいのだ。
私もA社のエバンジェリスト(←当時は意識していなかった)をやっていた時期があって、イベント会場を駆け回ったことがある。毎日のように新幹線に乗って、大変だったが、ボストンにも行けて、MITのネグロポンテ氏にも会えて、テトリスの開発者とも食事できて‥その数年間に得たものはあまりに大きい。現在の仕事につながる重要な財産になっている。
どうしてエバンジェリスト(のようなもの)になったかというと、単に”おたく”だったからだ。(書いてしまおう‥Macおたく。)当時、環境に恵まれていたこともあるが、とにかく熱中したのが良かった。私の場合、熱中すると不器用になる。それが良いのだ。器用すぎると周りが見えすぎて、好きなことでも小刻みにブレーキを踏んでしまうからだ。
現在は、Flash というソフトに熱中している。視点は、道具論である。Flash がなぜ登場し、これだけ普及したのか、そして、どういう形で消えていくのか(←消えていない)、道具としてのライフサイクルを検証していきたいのである。
Flash の歴史の中で最も大きな動きがあったのは、実験バージョンと言われるFlash 5 である。キャンペーンも凄かった。下の広告を見てほしい。このポスターは地下鉄などにも貼ってあった。「BE A WEB DESIGN SUPERHERO.」というキャッチコピー、www.flash.com というキャンペーンドメインなど、とにかく派手。抽選のプレゼント景品は、スノーブレードだった。

Dreamweaver 3 のキャンペーンポスターはもっと凄くて、鞭を持ったSMの女王さまが登場。コピーは「完璧。」である。Flash と比較した場合、少々ハズしていたような気がするのだが‥(まぁ、意気込みは感じる。‥と言っておこう。)

6月 15, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] | Permalink
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