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2004/06/06

Flash アンダーグラウンド

今日、どうやら関東も梅雨入りしたようだ。
金曜は、浅草で雑誌の打ち合わせ、浅草橋で教育関連の勉強会、秋葉原で取材。
写真は、秋葉原駅前のビル工事風景。秋葉原をIT拠点の実証フィールドにする「秋葉原クロスフィールド」である。

秋葉原駅前のビル工事風景

建設ビル

秋葉原クロスフィールドには、東京大学がいち早く進出を決めたようだ。秋葉原にどれだけ大学の拠点が集結するか、興味がある。クロスフィールドができると、

ICタグなど、新しいテクノロジーのテストマーケティングが頻繁におこなわれるようになり、まさに実証フィールドと化す。

産学連携拠点として話題になっている秋葉原だが、一方でアダルトDVDの自動販売機(12/28の日記で紹介)が家電量販店の入り口に堂々と設置されている街でもある。(この自販機、免許証をかざすことで購入できるのだ。東京都は「年齢識別装置の義務化」という方針を打ち出しており、都内のアダルト系自販機の90%にこの装置が取り付けられている。)

家電量販店に入ると‥
AVのフロアにはDVDレコーダーやオーディオ製品などがあるが、エスカレーターで1つ上がると、またAVのフロアがあったりする。大人しか入れないフロアだ。こちらの階の方が活気がある。もちろん、間違って家族連れなどが入ってこないように工夫されているのだが。

電気街から欲望カルチャーの開放地として日々発展している街であることも魅力なのだ。
すごいと思うのは、個人制作のコンテンツがパッケージとして流通していることだ。(無地のパッケージに無地のCD-ROMが入っているだけという売り方。)オンラインでも買えるようだが、わざわざ秋葉原に来てパッケージを買っていく人も多いようだ。
よく言われる「ヨドバシカメラのアダルトフロアではポイントカードを使わないお客が多い」という心理に近いものがあるのだ。簡単に言えば、商品の購入記録を残したくないということ。

個人制作の場合、Flash コンテンツが増えていると聞いた。ただ、ベクトルグラフィックはほとんど使われず、ビットマップ素材で構成されたものばかり。画面全体がスクロールしたり、ズームアップすると、波打つような症状が出てしまうのでFlash は敬遠されていたはずだが、やはり‥Director は高額ということなのか。

個人制作と言っても、お店に置く商品なので、売れるものであることが絶対条件だ。(棚の占有率を考えたら当然のこと。)

‥という選別もあって、中には、Webデザインでもそう見られない高度なテクニック、斬新な動的表現を使っている作品もあり、もしかしたらプロのクリエーターがサイドビジネスとして制作しているのでは?と思ってしまうことがある。例えば、モーションブラーなどの表現もすごく工夫していて新しい(‥どういう安全な書き方をすればよいのか分からないので割愛させてもらうが‥。)あと、アルファ付きPNG画像を使わず、”マスクレイヤー抜き”で精度を上げる試みも見事だったりする。

私は、この分野の創出パワーには常に関心があり、ビデオ、CD-ROM、ネット、DVDなど時代を追いながら見ている。
とにかく、(表舞台には出ないという前提があるから)カッコつけていないのだ。意図が直接的で分かりやすいし、創作者のハマりぐあいも濃いのである。
過去に「Flashアンダーグラウンド」というテーマで講義をしたことがあるが、テクノロジーも進化したので、また企画中である。

余談だが‥「INTERNET magazine」の来月号(現在発売中の号はブログ特集)は、「サイト構築者必見の秘密がいっぱい! ウェブビジネスはアダルトサイトに学べ」という特集が組まれている。
こういう視点は、良いと思う。
アンダーグラウンドな雑誌では何度も繰り返し掲載されるテーマだが、メジャー雑誌がどういう切り口で取り上げるのか興味がある。

6月 6, 2004 [05cc1]クリエーター[コラム] |

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